前日の米国通貨は、昨日発表された加・12月住宅着工件数が、前月の21.2万件から24.9万件に増加し、加・12月CPIが前年比で前月の3.1%から3.4%に上昇したことで、加ドルが対円で上昇した。加ドル円は108.265から109.219まで約1円上昇。本日のアジア時間でも上値を更新し、109.287まで上伸している。このまま加ドルが対円で上昇するのか、注目したい。
欧州通貨は、昨日発表された独・1月ZEW景況感指数が、前月の12.8から15.2へ改善したことで、ユーロが対円で上昇した。ユーロ円は159.225から160.134まで上昇。4時間足高値をわずかに更新した。4時間足ボリンジャーバンド+2σに沿ってのトレンドが発生しているため、このままユーロが対円で上昇していくのか、方向性を慎重に見極めたいところだ。
本日は、11:00に中国・鉱工業生産、16:00に英・消費者物価指数、英・小売物価指数、英・生産者物価指数、16:45に仏・財政収支、19:00に欧・消費者物価指数、20:00に南ア・小売売上高、21:00に米・MBA住宅ローン申請指数、22:30に米・小売売上高、米・輸入物価指数、加・国際証券取扱高、23:00に米・バーFRB副議長の発言、米・ボウマンFRB理事の発言、23:15に米・鉱工業生産、24:00に米・企業在庫、24:15に欧・ラガルドECB総裁の発言、27:00に米・20年債入札がある予定だ。CPIが3.1%から3.4%に反発した加ドルの行方を、慎重に注視したい。