昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄が続落となり、株安・金利高・原油横ばいの相場展開となった。原油WTIは節目の87ドルを挟んで横に推移しており、天然ガスはわずかに下落している。主要貴金属5銘柄はゴールド以外が下落となり、唯一上昇した米ドル建てゴールドは、1,948ドルまで値を上げた。
為替市場は、本日のアジア時間序盤で発表された豪・9月雇用統計にて、失業率が前月の3.7%から改善し3.6%となったにも関わらず、豪ドルが対円で下落した。豪ドル円は昨日高値の95.662から94.322まで下落。2日続落している。テクニカル面では、豪ドル円は週足20MA直下に位置しており、長い上ヒゲ陽線となりつつある。明日の週足確定に向けて豪ドルが軟化するのか、慎重に判断したい。
本日の指標は、15:45に仏・企業景況感、17:00に欧・経常収支、17:30に香港・雇用統計、21:30に米・新規失業保険申請件数、加・鉱工業製品価格、米・フィラデルフィア連銀景況指数、22:00に米・ジェファーソンFRB理事の発言、23:00に米・中古住宅販売件数、米・景気先行指数、25:00に米・パウエルFRB議長の発言、26:00に米・5年債入札、26:30に米・バーFRB副議長の発言が予定されている。低失業率の中、対円で弱含んだ豪ドルの行方をじっくりと静観したい。