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資源価格の下落で上値が重いオセアニア通貨の動向に注目か

資源価格の下落で上値が重いオセアニア通貨の動向に注目か

資源価格の下落で上値が重いオセアニア通貨の動向に注目か
2022.11.21
本日のポイント
  1. 英・カンリフBOE副総裁の発言
  2. 米・シカゴ連銀全米活動指数

先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって3日振りに反発となり、株高・金利高・原油安の相場展開となった。しかしながら週明けの米10年債利回りは1%弱の下落を見せており、現在は3.79%付近で推移している。米2年債利回りも同様に下落しており、4.50%付近での推移だ。商品市場は全般的に下落基調となっており、特にパラジウムは5%以上の下落を見せ、現在は1,917ドル台まで低下している。

為替市場は、原油WTIが節目の80ドルを下抜け79.4ドルまで低下していることから、週明けのアジア時間では豪ドルが最弱通貨となっている。豪ドル円は94.083から93.222まで80pips強下落。日足200SMAラインの92.280に向けて下方向の値動きとなっている。豪ドル円は日足ベースでの上昇トレンドライン下限を下抜ける展開が継続しているため、長期目線での下値余地に警戒したい。

本日の指標は、16:00に独・生産者物価指数、スウェーデン・設備稼働率、17:00にトルコ・外国人到着数、17:30に香港・消費者物価指数、18:05に英・カンリフBOE副総裁の発言、22:30に米・シカゴ連銀全米活動指数、23:30にトルコ・中央政府債務、25:30に米・2年債入札、26:30に独・ナーゲル独連銀総裁の発言、27:00に米・5年債入札が発表予定となっている。資源価格の下落で上値が重いオセアニア通貨の動向に注目したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。