先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって下落となり、株安・金利横ばい・原油安の相場展開となった。原油WTIは66.8ドルまで約2.4%下落。一方の天然ガスは前日から約2.5%回復し、2.83ドル台での推移となった。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、上昇が目立ったパラジウムは、前日から約0.96%上昇し946ドル台まで値を上げた。
為替市場は、日本円が欧州時間から米国時間にかけて最強通貨となった。ポンド円は198.441から194.318まで約4円下落。時間足ボリンジャーバンド+2σから-3σまで価格が低下した。4時間足ではRSIが売られすぎサインの30を下振れ27まで下落。日足ではサポートされていた20MAを実体足で大きく下抜けている。
本日の指標は、8:50に日・機械受注、9:01に英・ライトムーブ住宅価格、11:30にタイ・実質GDP、16:30にスイス・鉱工業生産、17:30に香港・雇用統計、19:00に欧・貿易収支、22:00にフィリピン・消費者物価指数、22:15に加・住宅着工件数、22:30に加・国債証券取扱高、24:00に米・NAHB住宅市場指数、25:30に米・6ヶ月債入札、27:30に欧・ラガルドECB総裁の発言が予定されている。全体的に円高基調となった強弱性が維持されるのか、米国時間での値動きに注意したい。