昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって下落となり、株安・金利安・原油横ばいの相場展開となった。原油WTIは68.0ドル付近で推移。一方の天然ガスは約6.7%低下し2.76ドル台まで値を下げた。主要貴金属5銘柄はすべてが上昇となり、特に上げ幅の大きかったパラジウムは、前日から1.6%反発し938ドル台での推移となった。
為替市場は、ポンドが対円でわずかに上昇した。ポンド円は197.067から198.241まで上昇。時間足20MAを跨いでの値動きが見られた。4時間足ではレジスタンスとなっていた75MAを実体足で上抜けており、日足では20MAに沿って徐々に下値を切り上げている最中だ。
本日の指標は、16:00に英・第3四半期GDP、英・鉱工業生産、英・製造業生産高、16:30にスイス・生産者物価指数、16:45に仏・消費者物価指数、22:30に加・卸売売上高、米・小売売上高、米・NY連銀製造業景気指数、23:00に加・中古住宅販売件数、米・コリンズ:ボストン連銀総裁の発言、23:15に米・鉱工業生産、米・設備稼働率、24:00に米・企業在庫、27:15に米・ウィリアムズ:NY連銀総裁の発言が予定されている。対円で上昇したポンドが指標発表により変化するのか注視したい。