昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって下落となり、株安・金利高・原油高の相場展開となった。原油WTIは69.8ドルまで反発。一方の天然ガスは1.2%低下し2.29ドル台での推移となった。主要貴金属5銘柄は銅以外が下落となり、唯一上昇した銅は、前日から1.02%上昇し、4.29ドル台まで回復した。
為替市場は、本日のBOE政策金利発表を控えたポンドが、欧州時間から引けにかけて最強通貨となった。ポンド円は185.825から188.046まで上昇。時間足200SMAのレジスタンスラインを上抜け、ボリンジャーバンド+3σまで上昇した。日足では4日続伸となっているため、BOE後の急激な値動きに警戒したい。
本日の指標は、10:30に豪・雇用統計、13:00にマレーシア・貿易収支、17:00に欧・経常収支、17:30に香港・雇用統計、20:00に英・BOE政策金利と声明発表、トルコ・TCMB政策金利と声明発表、20:30に独・ナーゲル独連銀総裁の発言、21:00に加・ヴィンセントBOC副総裁の発言、21:30に米・経常収支、米・フィラデルフィア連銀業況指数、米・新規失業保険申請件数、23:00に米・景気先行指数、23:00に米・中古住宅販売件数が発表予定となっている。BOEにてポンドの上値が抑えられるのか、方向性を慎重に注視したい。