昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利高・原油高の相場展開となった。原油WTIは約1.28%上昇し、82.0ドルをタッチ。一方の天然ガスは1.0%の下落となり、1.73ドル台で推移している。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、大きく下落したパラジウムは、前日から5.2%ダウンし、1,025ドルへと値を下げた。
為替市場は、米国時間でスイスフランが最弱通貨となった。フラン円は169.007から167.773まで下落。時間足20MAを下抜けた。急激な下落となったものの、4時間足では安値更新に至っておらず、本日のアジア時間ではフラン円は再び上昇しているため、日足20MAより上位に価格が定着するのか注視したい。
本日の指標は、12:30に豪・RBA政策金利と声明発表、13:30に日・鉱工業生産、豪・ブロックRBA総裁の発言、15:30に日・植田日銀総裁委の記者会見、16:00にスイス・貿易収支、19:00に独・ZEW景況感調査、欧・ZEW景況感調査、21:30に加・消費者物価指数、米・住宅着工件数、26:00に米・20年債入札、29:00に米・対米証券投資、翌6:45にNZ・第4四半期経常収支が発表予定となっている。最弱通貨となったスイスフランの回復性をじっくりと見守りたい。