昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって下落となり、株安・金利横ばい・原油安の相場展開となった。原油WTIは78.5ドルまで2%以上下落。一方の天然ガスは約1.5%上昇し、1.91ドル台で推移している。主要貴金属5銘柄は銅とパラジウム以外が大幅上昇となり、シルバーは2.5%上昇。23.6ドルまで急騰した。
為替市場は、ポンドが米国時間で最強通貨となった。ポンド円は189.698から191.187まで大きく上昇。5日ぶり高値に迫る勢いとなった。テクニカル的には、ポンド円は日足20MAにて反発が入り、2日続伸している。日足RSIも70手前でのバッファを含んでいるため、このままポンドが対円で上伸するのか見守りたい。
本日の指標は、8:30に日・消費者物価指数、9:01に英・BRC既存店売上高、9:30に豪・経常収支、10:45に中・財新PMI購買担当者景気指数、14:00に印・サービス業PMI、16:45に仏・鉱工業生産、17:50に仏・サービス業PMI、17:55に独・サービス業PMI、18:00に欧・サービス業PMI、18:30に英・サービス業PMI、19:00に欧・生産者物価指数、23:45に米・PMI購買担当者景気指数、24:00に米・ISM非製造業景況指数、26:00に米・バーFRB副議長の発言が発表予定となっている。1.5円上昇したポンド円の高値更新余地を慎重に注視したい。