先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利安・原油高の相場展開となった。原油WTIは79.8ドルまで上昇。一次節目の80ドルをタッチした。一方の天然ガスは1.83ドルまで下落。主要貴金属5銘柄は米国時間での指標発表からすべてが上昇となり、特に上げ幅の大きかったシルバーは、前日から1.97%上昇し、23.1ドルまで急騰した。
為替市場は、1日に発表されたスイス・2月製造業PMIが、前月の43.1から44.0に上昇し、さらに同日に発表されたスイス・1月小売売上高が前月のマイナス0.8%からプラス0.3%に上昇たことで、スイスフランが対円で上昇した。フラン円は169.371から170.210まで上昇。日足75MAまで落ちていた価格が、75MAタッチとともに反発した。このままフランが対円で反発の勢いを維持するのか、慎重に判断したい。
本日の指標は、8:50に日・マネタリーベース、9:30に韓・製造業PMI、豪・住宅建設許可、16:00にトルコ・消費者物価指数、トルコ・生産者物価指数、16:30にスイス・消費者物価指数、16:45に仏・財政収支、18:00に欧・ユーロ圏投資家センチメント指数、21:00にメキシコ・総固定資産形成、25:00に米・ハーカー:フィラデルフィア連銀総裁の発言、25:30に米・6ヶ月債入札が発表予定となっている。小売売上高が好調で上昇したスイスフランの上伸性に注目したい。