先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄が強弱まちまちの展開となり、株価横ばい・金利安・原油安の相場展開となった。原油WTIは73.5ドルまで約0.5%低下。一方の天然ガスは小反発となり、2.47%付近で推移している。主要貴金属5銘柄は強弱入り乱れ、唯一上昇したプラチナは、前日比0.88%の979ドルとなった。恐怖指数(VIX)は約4.5%低下し、13.0まで下落している。
為替市場は、先週末22日に発表された加・10月実質GDPが、前年比で前月の0.6%から0.9%に上昇したことで、加ドルが米国時間で最強通貨となった。加ドル円は106.818から107.559まで70pips強上昇。4時間足20MAを上抜けた。上位足の日足では、200SMAが下値支持線となり反発が入っているため、上昇基調に再び回帰するのか、注目したい。
本日の指標は、14:00に日・景気動向指数、17:00に台湾・鉱工業生産、が予定されている以外、欧米がクリスマス休暇のため、大きな指標発表や要人発言は予定されていない。なお明日も引き続いて、英国や独など欧州の主要国が休場となる。欧米の主要国ほとんどがクリスマス休暇となるが、10月GDP好調で上昇した加ドルの上値余地に注目したい。