昨日は、米国市場でクリスマスにより休場となった一方、本日のアジア時間序盤では、金利安・原油安の相場展開となった。原油WTIは1.4%以上下落し、73.6ドルまで低下。73ドル近辺での横ばい推移が継続した。天然ガスに至っては前日から約2.6%下落。2.4ドル台まで値を下げている。主要貴金属5銘柄は強弱入り乱れ、プラチナがギャップアップにより約2.2%上昇。991ドルまで値を上げた。
クリスマス休暇明けの為替市場は、各種通貨ペアが低ボラティリティのまま推移している。米ドル円は142.640から142.084まで下落。若干の円高基調となっている。なお時間足では、米ドル円は20MAよりも下位に位置しており、4時間足ではRSIが70アンダーからの下降基調が継続している。さらに上位足の日足では、200SMAを下抜けるポイントに位置しているため、米国時間での米ドルの下落に警戒したい。
本日の指標は、8:30に日・雇用統計、日・企業向けサービス価格指数、14:00にシンガポール・鉱工業生産、シンガポール・消費者物価指数、16:00にトルコ・設備稼働率、トルコ・製造業信頼感指数、22:30に米・シカゴ地区連銀全米活動指数、23:00に米・住宅価格指数、米・S&Pケースシラー住宅価格、24:30に米・ダラス連銀製造業活動指数、26:00に米・2年債入札、30:00に韓・消費者信頼感指数が発表予定となっている。軟化している米ドルがクリスマス明けに落ちていくのか、方向性に注目したい。