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Westpac先行指数の改善で最強通貨となっている豪ドルの上値余地を注視か

Westpac先行指数の改善で最強通貨となっている豪ドルの上値余地を注視か

Westpac先行指数の改善で最強通貨となっている豪ドルの上値余地を注視か
2023.12.20
本日のポイント
  1. 英・小売物価指数
  2. 独・生産者物価指数

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって続伸となり、株高・金利横ばい・原油高の相場展開となった。原油WTIは約1.6%上昇し、74.0ドルまで上昇。一方の天然ガスは約1.8%下落し、2.56ドル台で推移している。主要貴金属5銘柄はすべてが大幅上昇となり、特にパラジウムは前日から約3.8%上昇。1,236ドルまで急騰している。

為替市場は、本日のアジア時間で発表された豪・11月Westpac先行指数が、前月のマイナス0.03%から改善しプラス0.07%となったことで、豪ドルがアジア時間で最強通貨となった。豪ドル円は95.480から97.582まで上昇。3日続伸となった。このまま豪ドルが対円にて強含んでいくのか、米国時間での方向性に注目したい。

本日の指標は、16:00に独・生産者物価指数、トルコ・消費者物価指数、英・消費者物価指数、英・小売物価指数、英・生産者物価指数、18:00に欧・経常収支、21:00に米・MBA住宅ローン申請指数、22:30に経常収支、24:00に米・中古住宅販売件数、米・カンファレンスボード消費者信頼感指数、24:30に米・週間原油在庫、27:00に米・20年債入札が発表予定となっている。Westpac先行指数の改善で最強通貨となっている豪ドルの上値余地を、慎重に注視したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。