昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって続伸となり、株高・金利横ばい・原油高の相場展開となった。原油WTIは約1.6%上昇し、74.0ドルまで上昇。一方の天然ガスは約1.8%下落し、2.56ドル台で推移している。主要貴金属5銘柄はすべてが大幅上昇となり、特にパラジウムは前日から約3.8%上昇。1,236ドルまで急騰している。
為替市場は、本日のアジア時間で発表された豪・11月Westpac先行指数が、前月のマイナス0.03%から改善しプラス0.07%となったことで、豪ドルがアジア時間で最強通貨となった。豪ドル円は95.480から97.582まで上昇。3日続伸となった。このまま豪ドルが対円にて強含んでいくのか、米国時間での方向性に注目したい。
本日の指標は、16:00に独・生産者物価指数、トルコ・消費者物価指数、英・消費者物価指数、英・小売物価指数、英・生産者物価指数、18:00に欧・経常収支、21:00に米・MBA住宅ローン申請指数、22:30に経常収支、24:00に米・中古住宅販売件数、米・カンファレンスボード消費者信頼感指数、24:30に米・週間原油在庫、27:00に米・20年債入札が発表予定となっている。Westpac先行指数の改善で最強通貨となっている豪ドルの上値余地を、慎重に注視したい。