昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄のうち2銘柄が続落となり、株安・金利安・原油安のトリプル安相場となった。原油WTIは74.1ドルまで下落。週足200EMA直下まで値を下げた。株価が下落する一方、主要貴金属5銘柄は銅以外が大幅上昇となり、リスク回避資産のゴールドは節目の1,900ドル台に乗せ、現在は1,905ドル付近で推移している。
為替市場は、昨日の米国時間でNZドルが最強通貨となり、クロス円が軒並み約3円の下落となる中、NZドル円は往って来い相場となった。NZドル円は83.324から82.014まで下落後に持ち直し、アジア時間の現在は83.052付近で推移している。ただ、時間足75MAが上値抵抗帯として機能しており、上値を切り下げる状態が改善されていないため、米国時間に向けて直近高値を上抜けるのか、注目したい。
本日の指標は、16:00に英・雇用統計、16:30にスイス・生産者輸入価格、ハンガリー・鉱工業生産、17:30に香港・鉱工業生産、香港・生産者物価指数、19:00に米・NFIB中小企業楽観指数、20:00に南ア・製造業生産、21:30に加・製造業出荷、米・消費者物価指数、翌6:20に米・ボウマンFRB理事の発言、6:45にNZ・第4四半期経常収支が発表予定となっている。強含んでいるNZドルの上値余地に注目したい。