昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって下落となり、株安・金利高・原油高の相場展開となった。原油WTIは74.8ドルまで回復しており、天然ガスも小幅に上昇している。一方の主要貴金属5銘柄はすべてが下落となり、特に下落の著しいパラジウムは約2%下落し、1,582ドル付近での推移となっている。
為替市場は、本日RBA政策金利発表が行われ、政策金利が市場コンセンサス通り0.25%利上げの3.35%となった豪ドルが、本日のアジア時間で最強通貨となっている。豪ドル円は91.178から91.946まで上昇。時間足200SMAを上抜けた。RBAの声明では、「賃金の伸びは低率から回復しており、インフレ更新が予想される」としており、引き続いてのRBAの利上げが予想されることから、豪ドルが強含んでいる。
本日の指標は、16:00に独・鉱工業生産、英・ハリファックス住宅価格、16:45に仏・貿易収支、18:00に英・ラムスデンBOE副総裁の発言、19:15に英・ピルMPC理事の発言、22:30に加・貿易収支、米・貿易収支、24:00に英・カンリフBOE副総裁の発言、26:30に加・マックレムBOC総裁の発言、26:40に米・パウエルFRB議長の発言、27:00に米・3年債入札、28:00に米・バーFRB副議長の発言が予定されている。政策金利が3.35%となった豪ドルの上昇に注目したい。