昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって大幅下落となり、株安・金利高・原油安のリスクオフムードが展開された。半導体指数(SOX)も1%以上の下落となり、2,738まで低下している。商品市場は全般的に下落しており、天然ガスは約3.8%下落し5.6ドル台となっている。米国での気温が従来予想よりも穏やかになるとの見通しから需要減とされ、価格が下落した。
為替市場は、クロス円が全般的に反発し、上昇した。中でも本日RBA政策金利発表が行われ、政策金利が2.85%から3.10%へと引き上げられた豪ドル円は、91.361から92.235まで上昇した。豪ドル円は4時間足で20MA直下に位置しており、下値を切り上げる形状となっている。米国時間で反発力が継続するのか注視したい。
本日の指標は、16:00に独・製造業受注、18:00にノルウェー・地域ネットワーク調査、18:30に英・建設業PMI、南ア・第3四半期GDP、21:00にNZ・乳製品価格、メキシコ・総固定資産形成、22:30に米・貿易収支、加・貿易収支、24:00に加・Ivey購買部協会指数が発表予定となっている。RBA政策金利発表にて上昇している豪ドルの方向性を慎重に静観したい。