昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって大幅反落となり、株安・金利高・原油安の相場展開となった。原油WTIは86.3ドルまで下落。商品市場が全般的に小反落の1日となった。特に下落幅の大きかったパラジウムは4%以上の下落となり、2,086ドル台で推移している。投資家心理を示す恐怖と欲望指数(Fear & Greed INdex)は40まで低下した。
為替市場は、昨日の米・CPI発表により米ドルが再び最強通貨となった。豪ドル米ドルは昨日1日で190pipsの下落となり、0.6723まで下落した。豪ドル米ドルは4時間足200SMAに上値を抑えられる形で下落しており、日足ベースでの下落フラッグ下限に向けた値動きとなったため、下落が継続するのか警戒したい。
本日の指標は、15:00に英・消費者物価指数、英・小売売上高、英・生産者物価指数、18:00に欧・鉱工業生産、20:00に南ア・小売売上高、米・MBA住宅ローン申請指数、21:30に加・製造業出荷、米・生産者物価指数、23:30に米・週間原油在庫、翌7:45にNZ・第2四半期GDPが発表予定となっている。米ドル一強相場となった市場の通貨強弱を慎重に見極めたい。