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米金融大手の決算発表による米ドルの突発的な値動きに警戒か

米金融大手の決算発表による米ドルの突発的な値動きに警戒か

米金融大手の決算発表による米ドルの突発的な値動きに警戒か
2022.07.18
本日のポイント
  1. 加・住宅着工件数
  2. 米・バンクオブアメリカ第2四半期決算

先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄が揃って反発上昇となり、株高・金利安・原油高の相場展開となった。米10年債利回りは2.91%まで下落しており、2年債利回りの方が高くなる「逆イールド」が発生し続けている。一方、恐怖指数(VIX)は8.2%ほど低下し24.2付近で推移している。

為替市場は、窓開けなく穏やかなスタートとなり、日本市場が祝日となる中、仕掛け売買が出ることなくクロス円はまちまちの展開となっている。先週14日に節目の139円を突破した米ドル円は、本日のアジア時間では138.300付近の時間足20MA真上で推移しており、時間足20MAを下抜けるのか、方向感を模索する値動きとなっている。欧州時間から米国時間にかけて値動きに勢いが生じるのか、注視したい。

本日の指標は、18:00に英・サンダースMPC委員の発言、20:00頃に米・バンクオブアメリカ第2四半期決算、21:00頃に米・ゴールドマンサックス第2四半期決算、21:15に加・住宅着工件数、23:00に米・NAHB住宅市場指数、29:00に米・対米証券投資が発表予定となっている。米国時間では比較的大きな指標発表はないが、米金融大手の決算発表による米ドルの突発的な値動きに警戒したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。