昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄が引けにかけ下落となり、株安・金利安・原油安のリスクオフムードが展開された。原油WTIは95.9ドルまで6%以上落ち込んでいる。昨日OPECが発表した2023年の世界石油需要見通しは日量270万バレル増となり、22年の日量336万バレル増から低下。23年の石油需要が鈍化した。
為替市場は、本日政策金利が0.5ポイント引き上げられ、2.5%となったNZドルが一時的に弱含む展開となった。NZドル円は84.187から83.287まで下落。日足では20MA下で方向感の模索が継続している。テクニカル面では、日足RSIが45付近で上下どちらにも向かえるバッファがあるため、指標発表を注視しつつ慎重に判断したい。
本日の指標は、15:00に英・GDP、鉱工業生産、貿易収支、独・消費者物価指数、15:45に仏・消費者物価指数、18:00に欧・鉱工業生産、21:30に米・消費者物価指数、23:00に加・BOC政策金利と声明発表、23:30に米・週間原油在庫、24:00に加・マックレムBOC総裁の記者会見、26:00に米・30年債入札、27:00に米・地区連銀経済報告(ベージュブック)が発表予定となっている。米・地区連銀経済報告で値動きが変動するのか、しっかりと注視したい。