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クロス円上昇の値動きは月初で踏襲されるのか

クロス円上昇の値動きは月初で踏襲されるのか

クロス円上昇の値動きは月初で踏襲されるのか
2022.06.01
本日のポイント
  1. 欧・ラガルドECB総裁の発言
  2. 米・地区連銀経済報告(ベージュブック)

昨日は、米国市場で、主要株価指数3銘柄が揃って反落となり、株安・金利高・原油安の相場展開となった。債券は売られ、米10年債利回りは2.86%へと小幅に上昇した。一時119ドルまで上昇していた原油WTIは約3%反落し、114.9ドル付近での推移となっている。また昨日の米ドル円上昇と相反し、ゴールドは下落。1,833ドル台での推移だ。

為替市場は、5月末最終日の31日にクロス円が高騰し、円が最弱通貨となった。ユーロ円は時間足75MAに下値を支えられる形で上昇し、136.79から138.50まで約170pips値を上げた。ユーロ円は既に先月高値を更新する形で上昇しているため、今年高値の139.94を再び目指すのか、慎重に判断したい。

本日の指標は、16:00に英・ネーションワイド住宅価格、独・小売売上高、16:30にスイス・製造業PMI、17:30に英・製造業PMI、20:00に欧・ラガルドECB総裁の発言、米・MBA住宅ローン申請指数、23:00に加・BOC政策金利と声明発表、米・ISM製造業景況指数、24:30に米・ウィリアムズNY連銀総裁の発言、26:00に米・ブラード:セントルイス連銀総裁の発言、28:00に米・地区連銀経済報告(ベージュブック)がある予定だ。クロス円の上昇で終了した月末の値動きが月初で踏襲されるのか、慎重に静観したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。