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米国連休前の米ドルの値動きに注意か

米国連休前の米ドルの値動きに注意か

米国連休前の米ドルの値動きに注意か
2022.05.27
本日のポイント
  1. 米・ブラード:セントルイス連銀総裁の発言
  2. 米・個人所得

昨日は、米国市場で、主要株価指数3銘柄がそろって続伸となり、株高・金利横ばい・原油高の相場展開となった。昨日発表された米・新規失業保険申請件数は市場予想の21.2万件に対し21.0万件となり、2週振りの減少となった。原油WTIは114ドルまで約4%上昇。米国の連休前による需要高で、価格が押し上げられた。

為替市場は、ユーロが対米ドルで強含み、ユーロ米ドルは1.066から1.073まで約70pipsの上昇となった。なお本日のアジア時間でもユーロ米ドルは上昇を続け、1.076をタッチ。今月高値を更新している。本日の米国時間での指標発表により、方向感に拍車がかかるのか注視したい。

本日の指標は、欧州時間は目立った指標発表はなく、米国時間の20:35に米・ブラード:セントルイス連銀総裁の発言、21:30に米・個人所得、米・個人支出、米・PCEコア・デフレーター、米・卸売在庫(速報値)、23:00に米・ミシガン大消費者信頼感指数がある予定だ。米国が週明けの月曜日、メモリアルデーにより休場となるため、米ドルのポジション調整による値動きに注意したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。