loading

反発しているユーロの方向性を注視か

反発しているユーロの方向性を注視か

反発しているユーロの方向性を注視か
2022.05.26
本日のポイント
  1. 米・ブレイナード次期FRB副議長の発言
  2. 米・新規失業保険申請件数

昨日は、米国市場で、主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利横ばい・原油安の相場展開となった。原油WTIは一時110ドルを割り込み109ドルまで下落した。上昇していたゴールドは反落となり、1,850ドル付近で方向感を探る値動きとなっている。昨日公表された米・FOMC議事要旨は、大きなサプライズなく市場の混乱を免れた。

為替市場は、昨日停滞していたユーロが、本日のアジア時間では堅調に推移しており、ユーロが対米ドル・対円ともに上昇している。米ドル円の上値の重さと対照的に、ユーロ円は上昇し、現在は136.31付近となっている。4時間足で下値を切り上げる形状となっているため、まずは日足直近高値の138.31を上抜けるのか注目したい。

本日の指標は、16:00にトルコ・経済信頼感、20:00にトルコ・TCMB政策金利と声明発表、21:30に加・小売売上高、米・新規失業保険申請件数、米・第1四半期GDP、米・個人消費、米・コアPCEデフレーター、23:00に米・中古住宅販売保留、23:30に米・週間天然ガス貯蔵量、24:00に米・カンザスシティ連銀製造業活動指数、25:00に米・ブレイナード次期FRB副議長の発言、26:00に米・7年債入札がある予定だ。反発上昇しているユーロの方向性に注目したい。

author

著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。