昨日は、米国市場で、主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利横ばい・原油安の相場展開となった。原油WTIは一時110ドルを割り込み109ドルまで下落した。上昇していたゴールドは反落となり、1,850ドル付近で方向感を探る値動きとなっている。昨日公表された米・FOMC議事要旨は、大きなサプライズなく市場の混乱を免れた。
為替市場は、昨日停滞していたユーロが、本日のアジア時間では堅調に推移しており、ユーロが対米ドル・対円ともに上昇している。米ドル円の上値の重さと対照的に、ユーロ円は上昇し、現在は136.31付近となっている。4時間足で下値を切り上げる形状となっているため、まずは日足直近高値の138.31を上抜けるのか注目したい。
本日の指標は、16:00にトルコ・経済信頼感、20:00にトルコ・TCMB政策金利と声明発表、21:30に加・小売売上高、米・新規失業保険申請件数、米・第1四半期GDP、米・個人消費、米・コアPCEデフレーター、23:00に米・中古住宅販売保留、23:30に米・週間天然ガス貯蔵量、24:00に米・カンザスシティ連銀製造業活動指数、25:00に米・ブレイナード次期FRB副議長の発言、26:00に米・7年債入札がある予定だ。反発上昇しているユーロの方向性に注目したい。