昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって続落となり、株安・金利高・原油安の相場展開となった。仮想通貨市場は乱高下を繰り返す展開となっており、BTCUSDは38,500ドル台での推移だ。連日高値圏で上昇していた原油は反落しており、WTIは118ドル台となっている。
為替市場は、資源価格の反落からオセアニア通貨も同様に反落し、クロス円の中でも上昇が際立っていた豪ドル円は85.5円の今年高値をつけた後に約120pips下落し、現在は84.5円付近で推移している。加ドルを含め資源国通貨はコモディティ価格の推移に非常に大きく影響を受ける地合いとなっているため、原油や石炭・パラジウム価格なども注視したいところだ。
本日の指標は、16:00に独・鉱工業生産、18:30に南ア・第4四半期GDP(確報値)、19:00に欧・第4四半期GDP(確報値)、20:00に米・NFIB中小企業楽観指数、22:30に加・貿易収支、米・貿易収支、24:00に米・卸売在庫(確報値)、27:00に米・3年債入札、翌6:45にNZ・第4四半期製造業売上高が公表される予定だ。停戦協定に至らず硬直化しているウクライナ情勢の動向を注視しつつ、しっかりと価格変化を静観したい。