昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利高・原油高の相場展開となった。原油WTIは節目の60ドル台を回復し、60.3ドルまで上昇。一方の天然ガスは前日から0.22%低下し、3.6ドル台での推移となった。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、大きく下落した銅は前日から約2.3%低下。4.54ドル台まで値を下げた。
為替市場は、昨日発表された米・新規失業保険申請件数が、前週の24.1万件から22.8万件に増加し、同日に発表された米・卸売在庫も市場予想を下振れたにも関わらず、米ドルが対円で上昇した。ドル円は143.468から146.138まで上昇。時間足20MAに沿ってのトレンドが発生した。4時間足では上値抵抗帯となっていた200SMAを実体足で大きく上抜け先週高値を更新している。
本日の指標は、8:30に日・全世帯家計調査、日・毎月勤労統計、14:00に日・景気動向指数、17:40に英・ベイリーBOE総裁の発言、18:55に米・バーFRB理事の発言、20:15に英・ピルMPC理事の発言、21:30に加・雇用統計、米・ウィリアムズ:NY連銀総裁の発言、23:00に米・グールズビー:シカゴ連銀総裁の発言、24:30に米・ウォラーFRB理事の発言が発表予定となっている。対円で大きく反発した米ドルの上値余地に十分警戒したい。