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対円で大きく反発した米ドルの上値余地に要警戒か

対円で大きく反発した米ドルの上値余地に要警戒か

対円で大きく反発した米ドルの上値余地に要警戒か
2025.05.09
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本日のポイント
  1. 日・景気動向指数
  2. 加・雇用統計

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利高・原油高の相場展開となった。原油WTIは節目の60ドル台を回復し、60.3ドルまで上昇。一方の天然ガスは前日から0.22%低下し、3.6ドル台での推移となった。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、大きく下落した銅は前日から約2.3%低下。4.54ドル台まで値を下げた。

為替市場は、昨日発表された米・新規失業保険申請件数が、前週の24.1万件から22.8万件に増加し、同日に発表された米・卸売在庫も市場予想を下振れたにも関わらず、米ドルが対円で上昇した。ドル円は143.468から146.138まで上昇。時間足20MAに沿ってのトレンドが発生した。4時間足では上値抵抗帯となっていた200SMAを実体足で大きく上抜け先週高値を更新している。

本日の指標は、8:30に日・全世帯家計調査、日・毎月勤労統計、14:00に日・景気動向指数、17:40に英・ベイリーBOE総裁の発言、18:55に米・バーFRB理事の発言、20:15に英・ピルMPC理事の発言、21:30に加・雇用統計、米・ウィリアムズ:NY連銀総裁の発言、23:00に米・グールズビー:シカゴ連銀総裁の発言、24:30に米・ウォラーFRB理事の発言が発表予定となっている。対円で大きく反発した米ドルの上値余地に十分警戒したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。