昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利安・原油安の相場展開となった。原油WTIは58.6ドルまで約1.7%低下。一方の天然ガスは前日から1.8%上昇し、3.6ドル台で推移している。主要貴金属5銘柄はすべてが下落となり、特に下げ幅の大きかった銅は、前日から1.58%低下し4.64ドル台まで落ち込んだ。
為替市場は、昨日発表されたNZ・第1四半期雇用統計にて、失業率が前回と変わらず5.1%となり、雇用者数増減が前年比で改善したにも関わらず、NZドルが対円で下落した。NZドル円は86.169から85.270まで低下。時間足20MA上位から下位へと移行した。4時間足では20MAをまたいでの値動きとなっており、日足では75MA直下にて下値を徐々に切り上げている。
本日の指標は、8:01に英・RICS住宅価格指数、8:50に日・BOJ議事要旨公表、15:00に独・鉱工業生産、15:00に独・貿易収支、20:00に英・BOE政策金利と声明発表、南ア・製造業生産高、20:30に英・ベイリーBOE総裁の記者会見、21:30に米・新規失業保険申請件数、米・非農業部門労働生産性指数、23:00に米・卸売在庫、24:00に加・マックレムBOC総裁の発言、26:00に米・30年債入札が発表予定となっている。対円で弱含んだNZドルの回復余地に注目したい。