昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって下落となり、株安・金利安・原油高の相場展開となった。原油WTIは59.7ドルまで約2.8%上昇。一方の天然ガスは前日から約1.57%低下し、3.56ドル台での推移となった。主要貴金属5銘柄はすべてが上昇となり、特に上げ幅の大きかったパラジウムは、前日から約3.01%急騰。975ドル台をタッチした。
為替市場は、昨日発表された独・4月非製造業PMIの確報値が前月の48.8から49.0に改善したことで、ユーロが対米ドルで反発した。ユーロ米ドルは1.1279から1.1380まで上昇。時間足ボリンジャーバンド-2σから+2σまで回復した。4時間足では20MA下位から上位へと価格が移行しており、日足では20MAに支えられての上昇が継続している。
本日の指標は、7:45にNZ・雇用統計、15:00に独・製造業新規受注、17:30に英・建設業PMI、18:00に欧・小売売上高、20:00に米・MBA住宅ローン住宅ローン申請指数、23:30に米・週間原油在庫、27:00に米・FOMC政策金利と声明発表、27:30に米・パウエルFRB議長の記者会見、28:30に米・消費者信用残高が発表予定となっている。対米ドルで上昇したユーロの方向性を慎重に静観したい。