昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄のうち2銘柄が上昇となり、株高・金利安・原油安の相場展開となった。原油WTIは70.8ドルまで0.48%ほど低下。一方の天然ガスは2.0%上昇し、3.38ドル台での推移となった。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、一昨日に引き続き大きく低下したパラジウムは、前日から2.5%続落。995ドル台まで落ち込んだ。
為替市場は、昨日のBOE政策金利発表にて市場予想通り0.25%の利下げとなったことで、ポンドが米国時間にて最弱通貨となった。ポンド米ドルは1.2508から1.2360の間で推移。時間足200SMAのサポートラインを大きく下抜けた。4時間足では20MAのレジスタンスラインにて上値を抑えられ反落している。日足では今月高値更新後の大幅反落となった。
本日の指標は、8:30に日・全世帯家計調査、13:00にマレーシア・鉱工業生産、13:30に印・中銀政策金利と声明発表、14:00に日・景気動向指数、16:00に独・鉱工業生産、独・貿易収支、16:45に仏・経常収支、仏・貿易収支、17:00に台湾・消費者物価指数、21:00にメキシコ・消費者物価指数、22:30に米・雇用統計、加・雇用統計、23:25に米・ボウマンFRB理事の発言、24:00に米・卸売在庫、米・ミシガン大消費者信頼感指数が発表予定となっている。BOE利下げ後に弱含んだポンドの動向を慎重に静観したい。