昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄のうち2銘柄が下落となり、株安・金利安・原油安の相場展開となった。原油WTIは節目の70ドルを割り込み69.6ドルまで低下。天然ガスにいたっては3.9%下落し3.3ドル台まで落ち込んだ。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、大きく低下したパラジウムは、前日から2.2%低下し926ドル台での推移となった。
為替市場は、ユーロに次いでスイスフランが強含んだ。フラン円は174.504から175.806まで上昇。時間足20MAに下値をサポートされての上昇となった。4時間足ではボリンジャーバンド+2σまで価格が伸びており、日足でも同様の値動きとなっている。このままスイスフランが対円で上昇を続けていくのか、欧州時間での値動きに注目したい。
本日の指標は、8:30に日・東京都区部消費者物価指数、日・失業率、8:50に日・鉱工業生産、日・小売業販売額、日・日銀金融政策決定会合における主な意見の公表、14:00に日・住宅着工戸数、22:30に米・卸売在庫、24:30に米・週間天然ガス貯蔵量、25:00に露・小売売上高、26:30にブラジル・雇用者数、27:00に米・週間原油在庫が発表予定となっている。強含んだスイスフランの上値余地を慎重に見守りたい。