昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利高・原油高の相場展開となった。原油WTIは節目の70ドルを回復し、70.9ドルまで上昇。天然ガスに至っては12.7%上昇し、2.59ドル台での推移となった。主要貴金属5銘柄はすべてが上昇しており、特に上げ幅の大きかったゴールドは、前日から1.1%上昇。2,607ドルまで伸びた。
為替市場は、昨日の英・BOE政策金利発表にて、市場コンセンサス通り政策金利が5.00%の据え置きとなったことで、指標発表直後にポンドが対円で急騰した。ポンド円は187.416から190.410まで上昇。時間足20MAに沿っての上昇トレンドが見られた。4時間足ではレジスタンスとなっていた200SMAがサポートとなりつつある。本日の欧州時間でもポンドが勢力を維持するのか見極めたい。
本日の指標は、8:01に英・GFK消費者信頼感調査、8:30に日・消費者物価指数、8:50に日・対外/対内証券投資、10:00に中・ローンプライムレート、15:00に英・小売売上高、独・生産者物価指数、15:45に仏・企業景況感、16:00にトルコ・消費者信頼感指数、21:15に加・マックレムBOC総裁の発言、21:30に加・小売売上高、加・鉱業製品価格、加・小売売上高、23:00に欧・消費者信頼感指数、24:00に欧・ラガルドECB総裁の発言が発表予定となっている。BOE据え置きにて急騰したポンドの上値余地を慎重に見極めたい。