昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利安・原油高の相場展開となった。原油WTIは69.3ドルまで反発。天然ガスも同様に上昇し、2.36ドル台での推移となった。主要貴金属5銘柄はすべてが大幅上昇となり、特に大きく上昇したシルバーは、前日から4.3%上昇し29.9ドル台まで値を上げた。
為替市場は、昨日発表された加・7月住宅建設許可が前月のマイナス13.9%からプラス22.1%となったにも関わらず、加ドルが対円で下落した。加ドル円は105.416から104.373まで下落。時間足20MA上位から下位へと移行した。4時間足では20MAが上値抵抗帯として機能しており、日足ではボリンジャーバンド-2σのバンドウォークが継続している。
本日の指標は、13:30に日・鉱工業生産、13:50に独・ナーゲル独連銀総裁の発言、15:45に仏・消費者物価指数、18:00に欧・鉱工業生産、18:30に欧・ラガルドECB総裁の発言、21:30に加・卸売売上高、米・輸出入物価指数、21:30に加・設備稼働率、23:00に米・ミシガン大消費者信頼感指数が発表予定となっている。加・7月住宅建設許可回復も下落した加ドル円の下値余地に十分警戒したい。