昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利安・原油横ばいの相場展開となった。原油WTIは68.5ドル付近での推移となった。天然ガスは前日から約6.4%低下し、2.1ドル台まで下落している。主要貴金属5銘柄はすべてが上昇となり、大きく反発したパラジウムは、前日から3.6%値を上げ943ドルを回復した。
為替市場は、本日要人発言を控えている加ドルが、米国時間で最強通貨となった。加ドル円は104.599から106.038まで上昇。時間足20MA下位から上位へと回復。4時間足では20MA直下まで値が戻ってきている。日足では30まで低下していたRSIがわずかに上向いている。米国時間で加ドルがさらに強含んでいくのか、方向性に注目したい。
本日の指標は、7:45にNZ・製造業活動、8:50に日・マネーストック、9:30に豪・westpac消費者信頼感指数、10:00にフィリピン・貿易収支、10:30に豪・NAB企業景況感、13:00にマレーシア・鉱工業生産、15:00にノルウェー・消費者物価指数、独・消費者物価指数、英・ILO失業率、英・雇用統計、16:00にトルコ・鉱工業生産、20:00に南ア・製造業生産高、21:10に加・マックレムBOC総裁の発言、23:00に米・バーFRB理事の発言が発表予定となっている。最強通貨となった加ドルが対円で上昇していくのか、方向性を慎重に判断したい。