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最強通貨となった加ドルが対円で上昇していくのか注視か

最強通貨となった加ドルが対円で上昇していくのか注視か

最強通貨となった加ドルが対円で上昇していくのか注視か
2024.09.10
本日のポイント
  1. 豪・NAB企業景況感
  2. 日・マネーストック

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利安・原油横ばいの相場展開となった。原油WTIは68.5ドル付近での推移となった。天然ガスは前日から約6.4%低下し、2.1ドル台まで下落している。主要貴金属5銘柄はすべてが上昇となり、大きく反発したパラジウムは、前日から3.6%値を上げ943ドルを回復した。

為替市場は、本日要人発言を控えている加ドルが、米国時間で最強通貨となった。加ドル円は104.599から106.038まで上昇。時間足20MA下位から上位へと回復。4時間足では20MA直下まで値が戻ってきている。日足では30まで低下していたRSIがわずかに上向いている。米国時間で加ドルがさらに強含んでいくのか、方向性に注目したい。

本日の指標は、7:45にNZ・製造業活動、8:50に日・マネーストック、9:30に豪・westpac消費者信頼感指数、10:00にフィリピン・貿易収支、10:30に豪・NAB企業景況感、13:00にマレーシア・鉱工業生産、15:00にノルウェー・消費者物価指数、独・消費者物価指数、英・ILO失業率、英・雇用統計、16:00にトルコ・鉱工業生産、20:00に南ア・製造業生産高、21:10に加・マックレムBOC総裁の発言、23:00に米・バーFRB理事の発言が発表予定となっている。最強通貨となった加ドルが対円で上昇していくのか、方向性を慎重に判断したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。