昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利安・原油安の相場展開となった。原油WTIは77.2ドルまで約2.9%低下。天然ガスは昨日と同水準を維持し、2.1ドル付近での推移となった。主要貴金属5銘柄はパラジウム以外が下落となり、唯一上昇したパラジウムは、前日比プラス2.6%の932ドル台まで回復した。
為替市場は、スイスフランが米ドルに次いで弱含んだ。フラン円は他のクロス円が緩やかに上昇する中、170.625から169.614まで下落。時間足200EMAに上値をレジストされる形で反落した。4時間足では20MA直下での方向感に欠ける値動きとなっているため、欧州時間での値動きに警戒したい。
本日の指標は、8:00に韓・雇用統計、11:00にNZ・RBNZ政策金利と声明発表、12:00にNZ・オアRBNZ総裁の記者会見、15:00にスウェーデン・消費者物価指数、英・消費者物価指数、英・小売売上高、英・生産者物価指数、15:30に印・卸売物価指数、15:45に仏・消費者物価指数、18:00に欧・実質GDP、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、21:30に米・消費者物価指数、23:30に米・週間原油在庫が発表予定となっている。弱含んだスイスフランが欧州時間で回復するのか、慎重に見極めたい。