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前年比CPIが下がらず強含んだスイスフランの上伸性を静観か

前年比CPIが下がらず強含んだスイスフランの上伸性を静観か

前年比CPIが下がらず強含んだスイスフランの上伸性を静観か
2024.08.05
本日のポイント
  1. 欧・非製造業PMI
  2. トルコ・消費者物価指数

先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって下落となり、株安・金利安・原油安の相場展開となった。原油WTIは74.1ドルまで下落。天然ガスは1.97ドル台での横ばい推移を見せた。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、大きく反発した銅は、前日から1.6%上昇し4.12ドル台へと値が戻っている。

為替市場は、スイス・7月消費者物価指数が発表され、前年比で1.3%と前月から変わらなかったことで、スイスフランが米国時間で最強通貨となった。米ドルフランは0.8733から0.8578まで大きく下落。時間足RSIが10まで低下した。4時間足でも同様にRSIが10となっており、ボリンジャーバンド-3σまで価格が下伸している。

本日の指標は、10:45に中・財新PMI、13:00にインドネシア・実質GDP、14:00に印・サービス業PMI、シンガポール・小売売上高、16:00にトルコ・消費者物価指数、トルコ・生産者物価指数、16:50に仏・非製造業PMI、16:55に独・非製造業PMI、17:00に欧・非製造業PMI、17:30に英・非製造業PMI、18:00に欧・生産者物価指数、22:45に米・PMI購買担当者景気指数、23:00に米・ISM非製造業景気指数が発表予定となっている。前年比CPIが下がらず強含んだスイスフランの上伸性を慎重に静観したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。