昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がまちまちの展開となり、株価横ばい・金利安・原油安の相場展開となった。原油WTIは一時77.4ドルまで低下。現在は77.8ドル付近で推移している。天然ガスは約2.8%下落し2.9ドル付近での推移だ。主要貴金属5銘柄はプラチナ以外が下落となり、唯一上昇したプラチナは、前日から0.98%上昇し960ドル台まで値を上げている。
為替市場は、本日の日銀金融政策決定会合にて、政策金利を据え置き、長期国債の買い入れを減額すると発表したことで、日本円が急落し最弱通貨となった。米ドル円は156.789から157.989まで上昇。先月高値に迫る勢いとなった。時間足ではボリンジャーバンド+3σまで上昇しており、4時間足では20MAからの急騰となっているため、米国時間でも勢いが継続するのか慎重に見極めたい。
本日の指標は、13:30に日・第3次産業活動指数、13:30に日・鉱工業生産、15:00にスウェーデン・消費者物価指数、15:30に印・卸売物価指数、日・植田日銀総裁の記者会見、15:45に仏・消費者物価指数、17:30に香港・生産者物価指数、18:00に欧・貿易収支、21:30に加・製造業売上高、米・輸入物価指数、米・メスター:クリーブランド連銀総裁の発言、23:00に米・ミシガン大消費者信頼感指数、25:00に露・実質GDP、26:30に欧・ラガルドECB総裁の発言が発表予定となっている。BOJ後に最弱通貨となった日本円の下落性に十分警戒したい。