昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利安・原油高の相場展開となった。原油WTIは78.6ドルまで上昇。天然ガスも同様に1.1%上昇し、2.7ドル台で推移している。主要貴金属5銘柄はすべてが上昇となり、特に上げ幅の大きかったシルバーは、前日から3.8%上昇し31.6ドル付近まで値を上げている。
為替市場は、オセアニア通貨が終日最強通貨となった。特にNZドルの上昇が著しく、NZドル円は95.794から96.554まで上昇。高値を更新し、2007年7月以来の高水準に到達している。4時間足では20MAに下値をサポートされている一方、日足ではRSIが買われすぎサインの70を超過し75となっているため、欧州時間での調整の値動きに注意したい。
本日の指標は、8:50に日・企業向けサービス価格指数、10:30に豪・小売売上高、15:00にノルウェー・小売売上高、15:00にスウェーデン・貿易収支、19:00に仏・失業率、英・CBI小売売上高、21:30に加・原材料価格、22:00に米・S&P/ケースシラー住宅価格指数、23:00に米・消費者信頼感指数、23:30に米・ダラス連銀製造業活動指数、24:30に米・2年債入札、英・ハスケルMPC委員の発言、26:05に米・クックFRB理事の発言が発表予定となっている。2007年7月以来の高水準となっているNZドル円の調整の値動きに警戒したい。