昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利安・原油安の相場展開となった。原油WTIは82.4ドルまで下落。一方の天然ガスは5.6%上昇し、2.05ドル付近で推移している。主要貴金属5銘柄はすべてがプラスとなり、上げ幅の大きかったプラチナは前日から3.7%上昇し、962ドル付近まで値を上げた。
為替市場は、昨日のアジア時間にて円が急激に売られ、ユーロ円が168.644から171.558まで急騰した。しかしながら170円超えの節目水準を維持することなく、171円台をタッチして間もなく急落。165.624の時間足200SMAラインまで下落した。4時間足では75MAが下値支持線となり、日足では20MA付近での反発が見られた。このまま反発が継続しユーロが対円で再び強含んでいくのか、慎重に見極めたい。
本日の指標は、8:00に韓・鉱工業生産、8:30に日・雇用統計、8:50に日・鉱工業生産、10:00にNZ・ANZ企業信頼感、10:30に中・製造業/サービス業PMI、10:30に豪・小売売上高、16:00にスイス・KOF先行指数、16:55に独・雇用統計、18:00に欧・消費者物価指数、21:00にブラジル・雇用統計、21:30に加・実質GDP、22:00に米・住宅価格指数、22:45に米・シカゴ購買部協会景気指数、23:00に米・消費者信頼感指数が発表予定となっている。急騰後に急落したクロス円が再び円安方向に回帰するのか、慎重に判断したい。