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最弱通貨となった豪ドルの下値余地に注意か

最弱通貨となった豪ドルの下値余地に注意か

最弱通貨となった豪ドルの下値余地に注意か
2024.04.17
本日のポイント
  1. NZ・消費者物価指数
  2. 英・消費者物価指数

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がまちまちの展開となり、株価横ばい・金利高・原油安の相場展開となった。原油WTIは84.2ドルまで低下。天然ガスも上値が重く、1.68ドル付近で推移している。主要貴金属5銘柄はすべてが下落となり、特に大きく下げたプラチナは前日から2.1%下落し、963ドル台まで値を下げた。

為替市場は、豪ドルが米国時間で最弱通貨となった。豪ドル米ドルは0.6445から0.6388まで下落。時間足20MAに沿っての下落が見られた。4時間足では10MAに沿っての下落トレンドが継続しており、日足では3日続落している。日足RSIが35まで低下しているもののバッファはあるため、豪ドルの継続した下落に警戒したい。

本日の指標は、7:45にNZ・消費者物価指数、8:50に日・貿易収支、9:30に豪・Wastpac先行指数、15:00に英・消費者物価指数、英・小売売上高、英・生産者物価指数、18:00に欧・消費者物価指数、20:00に南ア・小売売上高、米・MBA住宅ローン申請指数、21:05に英・グリーンMPC委員の発言、21:30に加・国際証券取扱高、23:30に米・週間原油在庫、25:00に英・ベイリーBOE総裁の発言、26:00に米・20年債入札、27:00に欧・ラガルドECB総裁の発言が予定されている。最弱通貨となった豪ドルの下値余地を慎重に静観したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。