昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がまちまちの展開となり、株価横ばい・金利安・原油安の相場展開となった。原油WTIは85.3ドルまで1.6%下落。一方の天然ガスは2.6%上昇し1.89ドル台で推移している。主要貴金属5銘柄はすべてが上昇となり、パラジウムは2.6%上昇し1,100ドルまで値が伸びた。
為替市場は、本日のBOC政策金利発表を控え、加ドルが対円で下落している。加ドル円は111.989から111.475まで下落。時間足にて上値を切り下げている。4時間足では20MA直下に位置しており、日足では20MAが下値支持線として機能している。なお本日のBOCでは政策金利が5.00%の据え置き予想となっているため、指標発表後の下落に警戒したい。
本日の指標は、8:50に日・国内企業物価、10:00にフィリピン・失業率、11:00にNZ・RBNZ政策金利と声明発表、15:00にノルウェー・消費者物価指数、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、21:30に加・住宅建設許可、21:30に米・消費者物価指数、22:45に加・BOC政策金利と声明発表、23:00に米・卸売在庫、23:30に米・週間原油在庫、加・マックレムBOC総裁の記者会見、25:45に米・バーキン:リッチモンド連銀総裁の発言、26:00に米・10年債入札が発表予定となっている。政策金利発表を控えた加ドルの値動きを慎重に静観したい。