昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がまちまちの展開となり、株価横ばい・金利安・原油高の相場展開となった。原油WTIは83.1ドルまで約1.7%上昇。天然ガスも同様に上昇し、1.75ドル付近で推移している。主要貴金属5銘柄はすべてがプラスとなり、特に上げ幅の大きかったパラジウムは、前日から2.8%上昇し1,023ドルを回復した。
為替市場は、スイスフランが米国時間で最強通貨となった。フラン円は166.889から168.009まで約110pips上昇した。4時間足では、フラン円は20MA下位から上位への移行が確認できており、日足では200SMAが下値サポートとなり切り返している。このままスイスフランの勢力が保たれ円安傾向へ回帰していくのか、慎重に注視したい。
本日の指標は、8:30に日・東京消費者物価指数、日・雇用統計、8:50に日・鉱工業生産、16:00にトルコ・経常収支、16:30にタイ・貿易収支、16:45に仏・消費者物価指数、仏・生産者物価指数、仏・消費支出、21:30に米・個人所得、米・卸売在庫、米・PCEデフレーターが、米・卸売在庫、24:15に米・デイリー:サンフランシスコ連銀総裁の発言、24:30に米・パウエルFRB議長の発言が予定されている。米国時間で最強通貨となったスイスフランの動向を、慎重に見極めたい。