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ウォラーFRB理事のタカ派発言にて強含んだ米ドルの方向性を注視か

ウォラーFRB理事のタカ派発言にて強含んだ米ドルの方向性を注視か

ウォラーFRB理事のタカ派発言にて強含んだ米ドルの方向性を注視か
2024.03.28
本日のポイント
  1. NZ・ANZ企業信頼感
  2. 独・雇用統計

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利安・原油高の相場展開となった。原油WTIは81.8ドルまで上昇。一方の天然ガスは3%以上下落し1.71ドル台で推移している。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、特に上げ幅の大きかったシルバーは、前日比プラス0.91%の24.5ドル付近での推移となった。

為替市場は、米・ウォラーFRB理事が「最近のインフレ統計に失望を感じており、利下げ時期を遅らせる可能性がある」と発言したことで、米ドルが対ユーロで上昇した。ユーロ米ドルは1.0839から1.0810まで下落。時間足75MAに上値をレジストされる形での下落となった。このまま米ドルが対ユーロで強含んでいくのか、慎重に見極めたい。

本日の指標は、8:50に日・対外/対内証券投資、9:00NZ・ANZ企業信頼感、9:30に豪・小売売上高、13:00にタイ・製造業生産指数、16:00に独・小売売上高、英・GDP、17:00にスイス・KOF先行指数、17:55に独・雇用統計、18:00に欧・マネーサプライ、21:30に米・新規失業保険申請件数、加・GDP、米・GDP、22:45に米・シカゴ購買部協会景気指数、23:00に米・ミシガン大消費者信頼感指数が発表予定となっている。ウォラーFRB理事のタカ派発言にて強含んだ米ドルの方向性を、慎重に静観したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。