昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって反落となり、株安・金利高・原油高の相場展開となった。原油WTIは82.1ドルまで1%以上上昇。一方の天然ガスは下落し、1.79ドル台で推移している。主要貴金属5銘柄は全てがプラスとなり、特に上げ幅の大きかったパラジウムは、前日から1.5%上昇し、1,012ドル台を維持している。
為替市場は、昨日発表された米・2月新築住宅販売件数が、前月の66.1万件から66.2万件に微増したことで、米ドルが対円で小幅上昇した。米ドル円は151.044から151.551まで上昇。時間足75MAに下値を支えられての上昇となった。4時間足では、米ドル円は20MAより上位で推移しており、RSIも70までのバッファを含んでいるため、米国時間での価格維持に注目したい。
本日の指標は、8:30に豪・westpac消費者信頼感指数、8:50に日・企業向けサービス価格指数、14:00にシンガポール・鉱工業生産、16:00に独・GFK消費者信頼感調査、17:30に香港・貿易収支、21:00にブラジル・拡大消費者物価指数、21:30に米・耐久財受注、22:00に米・住宅価格指数、22:00に米・S&Pケースシラー住宅価格、ハンガリー・政策金利と声明発表、23:00に米・リッチモンド連銀製造業指数、米・消費者信頼感指数、26:00に米・5年債入札が発表予定となっている。下値が堅い米ドル円の方向性を、慎重に静観したい。