先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄がまちまちの展開となり、株価横ばい・金利安・原油高の相場展開となった。原油WTIは80.9ドルを回復。一方の天然ガスは約2.2%下落し、1.80ドル台で推移している。主要貴金属5銘柄はすべてがマイナスとなり、特に下げ幅の大きかった銅は、前日から0.89%下落し4.00ドル付近まで値を下げている。
為替市場は、22日に発表された独・IFO景況感指数が、前月の85.5から87.8へと回復したにも関わらず、ユーロが対円で下落した。ユーロ円は164.804から163.479まで下落。時間足200EMA上位までの下落となった。4時間足では、ユーロ円は20MAを実体足で下抜け、ボリンジャーバンド⁻2σまでの下落となっている。このまま欧州時間での下伸となるのか、慎重に見極めたい。
本日の指標は、8:50に日・BOJ議事要旨公表、14:00に日・景気先行CI指数、20:00に英・CBI流通取引調査、21:15に米・ボスティック:アトランタ連銀総裁の発言、21:30に米・シカゴ連銀全米活動指数、23:00に米・新築住宅販売件数、23:15に英・マンMPC委員の発言、23:30に米・ダラス連銀製造業活動指数、米・クックFRB理事の発言、26:00に米・2年債入札が発表予定となっている。独・IFO好調でも下落したユーロの下値余地に注意したい。