昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利安・原油安の相場展開となった。原油WTIは80.8ドルまで低下。天然ガスも同様に下落し、1.84ドル台で推移している。主要貴金属5銘柄はすべてがマイナスとなり、特に下げ幅の大きかったシルバーは、前日から3.1%下落し24.8ドルとなった。
為替市場は、昨日スイス・SMI政策金利発表にて、政策金利が1.75%から1.50%に引き下げられたことで、スイスフランが最弱通貨となった。フラン円は170.800から168.433まで約2.3円急落。時間足200SMA直下までの下落となった。なお本日のアジア時間でも価格が反発することなく、フラン円は168円台で停滞している。このまま欧州時間でもスイスフランの停滞が見られるのか、方向性に警戒したい。
本日の指標は、8:30に日・全国消費者物価指数、9:01に英・GFK消費者信頼感指数、9:30に豪・RBA半期金融安定報告、16:00に英・小売売上高、トルコ・景気動向指数、トルコ・設備稼働率、独・輸入物価指数、18:00に独・IFO景況指数、独・ナーゲル独連銀総裁の発言、20:00に英・CBI企業動向調査、21:30に加・小売売上高、22:00に米・パウエルFRB議長の発言、25:15に米・ボスティック:アトランタ連銀総裁の発言が予定されている。0.25%利下げにて2.3円下落したフラン円の反発力を、じっくりと静観したい。