先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって下落となり、株安・金利安・原油高の相場展開となった。原油WTIは80.9ドルまで小幅に上昇。一方の天然ガスは1%以上下落し、1.73ドル付近で推移している。主要貴金属5銘柄はすべてが下落となり、ゴールドは0.99%下落し、2,147ドル付近へと値を下げている。
為替市場は、15日に発表された米・2月鉱工業生産が、前月比で前回のマイナス0.1%からプラス0.1%に改善したことで、米ドルが対円で上昇した。米ドル円は148.027から149.163まで上昇。時間足ボリンジャーバンド+2σに沿っての上昇が見られた。4時間足ではレジスタンスになり得ると思われた200SMAをクリアしており、本日のアジア時間では149.331まで上昇している。
本日の指標は、8:50に日・機械受注、9:01に英・ライトムーブ住宅価格、11:00に中・小売売上高、中・鉱工業生産、13:00にマレーシア・貿易収支、17:30に香港・雇用統計、19:00に欧・消費者物価指数、欧・貿易収支、20:30にトルコ・住宅価格指数、21:30に加・鉱工業生産、加・原材料価格指数、22:00に加・中古住宅販売件数、23:00に米・NAHB住宅市場指数、24:30に米・6ヶ月債入札が発表予定となっている。円安に回帰した米ドル円の上値余地を慎重に見守りたい。