昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって下落となり、株安・金利高・原油高の相場展開となった。原油WTIは節目の80ドルを上抜け、80.5ドルを維持。天然ガスも同様に上昇し、1.75ドル付近で推移している。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、大きく上昇したパラジウムは、前日から約2.2%上昇し1,089ドルまで値を上げた。
為替市場は、昨日発表された米・2月生産者物価指数が、前年比で前月の0.9%から1.6%に上昇したことで、米ドルが対円で上昇した。米ドル円は147.436から148.345まで上昇。時間足200SMAまで値が伸びた。4時間足では、75MA直下まで上昇しており、日足では200SMAからの反発局面に入っているため、米国時間での上伸性に注目したい。
本日の指標は、6:30にNZ・製造業PMI、13:30に日・第3次産業活動指数、16:45に仏・消費者物価指数、21:15に加・住宅着工件数、21:30に加・卸売売上高、加・国際証券取扱高、米・NY連銀製造業景気指数、米・輸入物価指数、22:15に米・鉱工業生産、米・設備稼働率、23:00に米・ミシガン大消費者信頼感指数が発表予定となっている。円安傾向に回帰している米ドル円の上伸性に注意したい。