昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって下落となり、株安・金利高・原油の相場展開となった。原油WTIは72.8ドルまで上昇。天然ガスは2.06ドル付近で方向感のない値動きとなっている。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、大きく下落した銅は、前日から約1.1%低下し、3.7ドル付近まで値を下げている。
為替市場は、米国時間にかけて米ドルが最強通貨となった。米ドル円は148.263から148.895まで上昇。今年高値をわずかに更新した。テクニカル的には、米ドル円は週足にて20MAにタッチしてからの反発上昇となっており、RSIが70手前でのバッファを持っているため、米国時間での継続した上昇に警戒したい。
本日の指標は、9:00に英・既存店売上高、9:30に豪・小売売上高、10:00にフィリピン・消費者物価指数、12:30に豪・RBA政策金利と声明発表、16:00に独・製造業新規受注、17:00に台湾・消費者物価指数、18:30に英・建設業PMI、19:00に欧・小売売上高、22:30に加・住宅建設許可、24:00に加・Ivey購買部協会指数、26:00に米・メスター:クリーブランド連銀総裁の発言、27:00に米・3年債入札が発表予定となっている。最強通貨となった米ドルが上伸となるのか、方向性を慎重に見極めたい。