先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利安・原油安の相場展開となった。原油WTIは72.4ドルまで下落。一方の天然ガスは約1.4%上昇し、2.08ドル付近まで値を上げた。主要貴金属5銘柄はすべてが下落となり、特に下げ幅の大きかったプラチナは、前日比マイナス2.31%の901ドルまで低下した。
為替市場は、先週末2日に発表された米・1月雇用統計にて、失業率が市場予想の3.8%に悪化することなく前月と同様の3.7%に留まり、非農業部門雇用者数が前月の21.6万人から35.3万人に大幅改善したことで、米ドルが指標発表直後に上昇した。米ドル円は146.232から148.575まで上昇。日足では12日分を包み込む大陽線となった。週明けも継続して米ドルが勢力を維持するのか注視したい。
本日の指標は、12:30にタイ・消費者物価指数、13:00にインドネシア・実質GDP、14:00にシンガポール・小売売上高、印・サービス業PMI、16:00に独・貿易収支、16:00にトルコ・消費者物価指数、17:50に仏・サービス製造業PMI、17:55に・サービス製造業PMI、18:00に欧・サービス製造業PMI、18:30に英・サービス製造業PMI、23:45に米・PMI購買担当者景気指数、24:00に米・ISM非製造業景気指数、26:30に英・ピルMPC委員の発言が予定されている。米・1月雇用統計好調で上昇した米ドルの上伸性に、注目したい。