昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利安・原油安の相場展開となった。原油WTIは74.2ドルまで低下。天然ガスも同様の値動きを見せ、2.06ドルまで下落している。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、下げ幅が大きかったパラジウムは、前日比マイナス1.75%の968ドルまで低下している。
為替市場は、本日のアジア時間で発表された豪・第4四半期生産者物価指数(PPI)が、前年比で前回の3.8%から4.1%となったことで、豪ドルが対米ドルで上昇した。豪ドル米ドルは0.6508から0.6575まで回復。日足200SMA割れを免れた。なお上位足の週足では、下値・上値共に切り下げている下降基調の最中となっているため、反発後の下落に注意したい。
本日の指標は、9:30に豪・第4四半期生産者物価指数、16:30にタイ・外貨準備高、16:45に仏・鉱工業生産、仏・製造業生産指数、仏・財政収支、17:00にブラジル・消費者物価指数、21:00にブラジル・鉱工業生産、21:15に英・ピルMPC委員の発言、22:30に米・雇用統計、24:00に米・ミシガン大消費者信頼感指数、米・製造業受注指数が発表予定となっている。PPI好調で上昇した豪ドルの方向性に注目したい。