昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって大幅上昇となり、株高・金利安・原油安の相場展開となった。原油WTIは77.0ドルまで低下。天然ガスは約3.2%低下し、2.07ドルとなっている。主要貴金属5銘柄はすべてが上昇しており、パラジウムは986ドルまで急騰している。恐怖指数(VIX)は13.6付近での推移だ。
為替市場は、本日豪・12月小売売上高が発表され、前月の2.0%からマイナス2.7%となったことで、豪ドルが対円で往って来いとなった。豪ドル円は97.276から79.695の間で方向感に欠ける値動きとなり、指標発表直後に急落した。しかしながら豪ドルは対円で再度上昇を試み、97.587まで上昇。上位足の日足では、下値をわずかに切り上げている形状となっている。
本日の指標は、15:30に仏・第4四半期GDP、仏・消費者支出、16:00にスイス・貿易収支、17:00にスイス・KOF先行指数、18:00に独・第4四半期GDP、18:30に英・住宅ローン承認件数、英・消費者信用残高、英・住宅証券融資高、19:00に欧・第4四半期GDP、23:00に米・S&P/ケースシラー住宅価格指数、24:00に米・JOLTS求人、24:30に独・ナーゲル独連銀総裁の発言が予定されている。日足で20MAに支えられている豪ドル円の方向性を、慎重に注視したい。