先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄がまちまちの展開となり、株価横ばい・金利安・原油高の相場展開となった。原油WTIは78.3ドルまで上昇。一方の天然ガスは約2.9%下落し、2.1ドルまで低下している。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、上昇が顕著となったプラチナは、前日から約2.1%値を上げ、921ドル付近で推移している。
為替市場は、米国時間にかけて円売り相場が展開され、クロス円が軒並み上昇した。特に対スイスフランでの上昇は著しく、フラン円は170.072から171.654まで約160pipsの上昇が見られた。フラン円はテクニカル的には、日足20MAが下値支持線として機能しており、RSIも70手前でバッファを含んでいるため、欧州時間での上伸性に注目したい。
本日の指標は、6:45にNZ・貿易収支、16:00にスウェーデン・GDP、スウェーデン・小売売上高、ノルウェー・信用指標、23:30に米・ダラス連銀製造業活動指数、25:30に米・3ヶ月債入札、米・6ヶ月債入札が発表予定となっている。それ以外は注目度の高い経済指標や要人発言は予定されていない。月末相場が明確な方向性を示すのか、じっくりと静観したい。