昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄が祝日のため休場となり、金利高・原油安の相場展開となった。原油WTIは約0.5%低下し、72.4ドル台で推移。天然ガスも同様に1%下落し、3.07ドル付近で推移している。主要貴金属5銘柄はすべてが下落となり、もっとも下げ幅の大きかったパラジウムは、前日から1.4%下落し節目の1,000ドルを割り込んで970ドルとなっている。
為替市場は、昨日欧・11月貿易収支が発表され、季節調整済/前年比で、前月の109億ユーロから148億ユーロに回復したことで、ユーロが米国時間で最強通貨となった。ユーロ円は158.537から159.831まで約130pips上昇。時間足ボリンジャーバンド+2σに沿っての上昇が見られた。ユーロ円はテクニカル的には、4時間足直近高値の160.177を上抜けていないため、欧州時間での上伸性に注目したい。
本日の指標は、16:00に英・雇用統計、独・消費者物価指数、19:00に独・ZEW景況感指数、欧・ZEW景況感指数、20:00にイスラエル・実質GDP、22:15に加・住宅着工件数、加・消費者物価指数、米・NY連銀製造業景気指数、24:00に英・ベイリーBOE総裁の発言、25:00に米・ウォラーFRB理事の発言が予定されている。最強通貨となったユーロが上値を試すのか、慎重に注視したい。